今は新型コロナウイルスの感染予防のために手洗い、うがいが勧められています。
私も外に出たり、人と会ったら、必ず手洗い・うがいをしています。この生活ももう数ヶ月経つと、それが当たり前になってきているなぁと感じます。
さて、実は聖書の中にはイエス様と手洗いの話があるんです!
マタイの福音書 15 章1– 20 節にその話が載っているので見てみたい人はぜひ見てください。
ここではその物語を簡単にまとめて書きます!
物語は、当時の宗教指導者たちがイエス様の弟子に対して手を洗わずにご飯を食べていることを叱責するところから始まります。
当時のユダヤ教では汚れ(けがれ)を避けるために手を洗ってから食事をすることが宗教的なルールとして定められていたのです。
しかし、イエス様と弟子たちは手を洗わずに食べていました。
そのため、宗教指導者たちは、「手を洗わずに食べるなら、お前たちは汚れている!そして、それは神に背いている!」と思っていたのです。
そんな宗教指導者たちの姿を見ながら、弟子たちにイエス様はこう教えます。
「口に入る物はみな、腹に入り、排泄されて外に出されることが分からないのですか。しかし、口から出るものは心から出て来ます。それが人を汚すのです。悪い考え、殺人、姦淫、淫らな行い、盗み、偽証、ののしりは、心から出て来るからです。これらのものが人を汚します。しかし、洗わない手で食べることは人を汚しません。」(マタイの福音書 15 章 17 – 20 節)
なるほど・・・と思わされることばです。
もちろん今の時代は手洗いは衛生上必要なものでしょう。
しかし、私たちを汚すもの、また悪い影響はどこから来るのかと問う時に、イエス様はそれは自分自身の心から来るのだと教えているのです。
そして、それが自分を、あるいは人を汚すのだと言うのです。
そのため、イエス様は外面をきれいにするのではなく、心をきれいにすることを教えています。
手洗いうがいを大切にして自分を守るのと同時に、心をきれいにして自分と人を大切にする必要を思わされます。
私たちの教会ではバイブルクラス(聖書の学び)をしています。
キリスト教について興味がある方、聖書を学んでみたい方、どなたでも大歓迎です。
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